アール・デコの余韻をモダンにデザイン化した「ハンプトン」新作4選


ボーム&メルシエの新作ウォッチ「ハンプトン」
「ハンプトン」コレクションが誕生したのは1994年。装飾を極力省き、直線と曲線で描くアール・デコのデザインコードで人気を博しました。

そして、今回の新作ではアール・デコの美をそこはかとなく感じさせながらも、スタイリッシュな印象へリフレッシュ。ブランド時計 コピー小ぶりなケースとケースバック、寿命が長いクォーツムーブメントなど、現代の女性たちが求めるニーズに応えています。

またそれぞれのダイヤルやストラップなどにカラーを合わせたカボションカットの半貴石などをリューズにあしらい、カラーコーディネートも万全。ストラップ、ブレスレットはすべてインターチェンジャブル仕様(11色の別売りカーフストラップ各¥14,300、ブレスレット各¥73,700)です。

まさに、ニューヨークのセレブリティが集うウィークエンドリゾート、ハンプトンでの滞在を楽しんでいるときに身につける、そんな雰囲気を映し込んでいるかのような軽やかさを備えています。

「リッチなニューヨーカーたちは、夏になるとマンハッタンから一斉にいなくなります。彼らの行き先はハンプトン。別荘でリラックスしたバケーションを過ごすのです。ブライトリング 時計そんな優雅な避暑地の名を冠したこのコレクションは、レクタンギュラー(長方形)ケースが知的な印象を与えますが、合わせるストラップによって表情はがらりと変わります。

何と、レザーやキャンバス地のストラップをステンレススティールのブレスレットにも付け替えることができるので、かなり活躍してくれるはず」(本間さん)

■1:ブレスレット感覚で装いたいダブルストラップ


「ハンプトン」¥192,500 ●ケース:ステンレススティール ●ケースサイズ:35×22.2mm ●ダイヤル:シルバーカラーオパーリン、グレイン装飾 ●ストラップ:エンボス加工の2重巻きカーフ(同色のシングルストラップ付き) ●ムーブメント:クォーツ 
■2:アクティブシックな表情を醸す旬のグリーンダイヤル


「ハンプトン」¥192,500 ●ケース:ステンレススティール ●ケースサイズ:35×22.2mm ●ダイヤル:グリーンオパーリン、サンレイ・サテン仕上げ ●ストラップ:キャンバス ●ムーブメント:クォーツ
■3:ピュアなダイヤモンドの輝きが凛とした華を添えて


「ハンプトン」¥374,000 ●ケース:ステンレススティール×ダイヤモンド ●ケースサイズ:35×22.2mm ●ダイヤル:シルバーカラーオパーリン、グレイン装飾 ●ブレスレット:ステンレススティール ●ムーブメント:クォーツ
■4:明るく軽やかな気品を放つモダンなピンクゴールド


「ハンプトン」¥423,500 ●ケース:ピンクゴールド ●ケースサイズ:35×22.2mm ●ダイヤル:シルバーカラーオパーリン×グレイン装飾 ●ストラップ:カーフ ●ムーブメント:クォーツ

ローガン・ベイカー :ウブロ ビッグ・バン ウニコ イエローマジック

 黄色だ。すごく黄色い。そして、ウブロ。この2つの要素は、単独では私の興味を引かない。でも一緒になると? 認めざるを得ないが、私はそれに夢中だ。 ビッグ・バン ウニコ イエローマジックと名付けられたこのモデルは、ウブロのトレードマークであるハイライトカラーで表現された、堅牢なセラミックのシチューのようなものだ。正直なところ、ジェームスの記事に掲載された最初のプレスイメージから目が離せなかった。Watches & Wonders Zoomの見過ぎで疲れた私の目は、そのセンセーショナルな太陽の美学にすっかり魅了されてしまった。

 セラミック表面のシンプルな光沢は、今回初めて鮮やかなカナリアイエローで提供され、内部の自社製HUB 1280自動巻きフライバッククロノグラフムーブメントを見せるスケルトンのダイヤルの完璧なフレームとなった。私のお気に入りのディテール? アワーインデックスと針のアウトラインに施されたイエローのステンシルがシームレスにマッチしているところだ。この夏、限定の250本が、私と同様に魅了された他の人たちに買われてしまう前に、イエローマジックの実機を見たいと願っている。

 この4、5年、時計業界に注目してきた人なら、今回のWatches & Wondersで H.モーザーから何か話題があることを知っていた。たとえ今年の話題のモーザーがショーよりも先に発表したとしても、技術的に言えば、今年最大のトレードイベントに向けて、モーザーのことが頭に浮かぶような仕掛けになっていた。パリを拠点とするヴィンテージウォッチのモデレーター兼“ハンド・スワップ”と呼ばれるseconde/secondeのマスターとのコラボレーションは、本物のスイスのチーズで作られた時計のようには、それほど突飛なものではないが、それでも私の心を捉えて離さない。常識的に考えれば、私が所有すべきモーザーは、優れた、そしてパーペチュアルカレンダーの基準ではかなり控えめなエンデバー・パーペチュアルカレンダーである。しかし、私の頭から離れないのは“消しゴムウォッチ”だったのだ。

 紙の上では、私が長い間、聞いたことのなかったような最悪の時計のアイデアのように聞こえる。全く訳が分からない – シルバーは、宇宙の歴史の中で、ダイバーズウォッチに最も適していない金属だ。ゲルマニウムとシルバーの合金であるアルゲンティウムのように変色に強いものもはかなりの確率で防ぐことができる。が、それでもせいぜい楽観的に言った場合だ。それに加えて、シースルーバックなのだ。私はどの価格帯の時計でもシースルーバックの大ファンで、初めて(恐竜が地球を支配していたような大昔に)買ったセイコー5ではローターが回転しているのを見て大興奮したものだが、ロレックスもチューダーもソリッドバックのメーカーだとどうしても思ってしまう(そう、ノースフラッグがシースルーバックであることも知っている)。それなのに、それなのにだ。

 私はこの時計に魅力を感じてしまった。ダイバーズウォッチはこうあるべきだという固定観念を意識的に排除しているので、逆に新鮮でオリジナリティが感じられる。また、見た目の美しさも魅力のひとつだ。もし誰かにこの時計のアイデアを売り込まれたら、すぐに却下していたかもしれない…チューダーがそうしなかったことに感謝するし、(シルバー製の)実機が見たくてたまらないのだ。スターリング(=一級品)の評判に値しないなんて言う人がいるだろうか?

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